Metropolis
 

「もしこのまま迷ってたら、四人とも行き倒れるのかな?」
「大丈夫だよ!きっと・・・」
「でも、杏ちゃん?もう食料も残ってないし・・・本当に行き・・・」
「戒厘!!!笑顔でそう言う事言うな!!それに梅流!泣きそうな顔をするな!・・・戒厘お前・・・!!!」
「ごめんなさい・・・でも、事実・・・」
「戒厘!!!」
「まぁまぁ二人とも・・・亜梨ちゃんもそんなに怒らないで・・・」

梅流の不安そうな言葉を笑顔で肯定した戒厘に怒り出した亜梨馬を杏がなだめている。
しばらくそうしていた四人だったが、偵察に行った禅と廉と天が帰ってくると、
早速もと来た道を戻り出した。

「この辺・・・敵いないよね?」
「さぁ?いるかも知れませんね♪」
「なんで戒厘はそんなに楽しそうなんだ・・・」
「出て欲しくないよぉ〜」
「まぁ・・・出てきたら消すまでだがな・・・」
「亜梨ちゃん怖い・・・」
「それが仕事だろ!」

そんな事を騒ぎながら四人は先(?)へと進んで行った。


書きこみ日・・・2001/11/16

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