Metropolis
 

「誰がいるか分かりませんが、僕達に喧嘩売ろうなんて・・・いい度胸ですね♪」
「まったくだ・・・」

戒厘と亜梨馬は笑みを浮かべている。

「亜梨姉怖い・・・」
「戒厘ちゃんも・・・」

そんな二人を見て梅流と杏がひいた。

「やだなぁ二人とも・・・ねぇ亜梨ちゃん?」
「なぜ集中しないのだお前達は・・・今俺達は敵の結界の中にいるんだぞ?」
「ごめん亜梨ちゃん・・・」
「ごめんなさい・・・」
「亜梨ちゃん・・・誰かいます・・・」

今までふざけていた戒厘だったが、一瞬だけ顔を引き締めた。

「出てこい!!その辺に隠れてるんだろ!!」

亜梨馬が大きな声を張り上げた。

「亜梨ちゃん・・・敵がそう簡単に出てくるならわざわざこんな結界張らないんじゃないですか?」
「いるかもしれないよ戒厘ちゃん?そういうちょっと抜けた敵も・・・」

全員は一定方向に注意を向けながら話していた。


書きこみ日・・・2001/11/21

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